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「あたらしいげんばく展」 のテレビ露出情報

もしいま、あなたの住む街に核が落ちたらと考えたことはありますか。渋谷の町でスマホをかざすと原子爆弾のキノコ雲が浮かび上がるアイデアを実現させた若者がいる。上智大学4年の中村涼香さん。1年がかりのプロジェクトを進めている。この日は核兵器の現状に詳しい専門家を訪ねた。中村さんはARを使いスクランブル交差点に原子爆弾の脅威を表そうとしている。核の問題を身近なものとして考えてもらうのが狙い。中村さんは2000年の長崎生まれ。長崎は太平洋戦争末期に原子爆弾が投下された被爆地。当時8歳だった祖母が被爆、中村さんはいわゆる被爆3世。高校生の頃から核廃絶の運動に参加していた。東京上京後も核をなくすため自分に何ができるのか考え続けた。3年前、核廃絶を訴える学生団体を立ち上げた。活動の幅を広げても何か足りないという思いは消えなかった。渋谷にキノコ雲を浮かべるプロジェクト。デジタル技術で戦争の記憶を伝える研究の第一人者・渡邊教授にも協力してもらった。この日、話したのはキノコ雲の大きさについて。渡邊さんの案は爆心地を交差点から少し離れた場所に想定すること。ビルの間から覗く巨大なキノコ雲で核の脅威を表そうという。早速現地でのテストが行われた。制作が進むとチーム内で不安も生まれた。核の脅威を伝えるためにキノコ雲を使うことは不適切なのかチームで何度も話し合い専門家にも相談した。悩み続けながらも制作すること1か月、完成が見えてきた。
公開2週間前、被爆者団体を訪ねた。長年、核廃絶運動の先頭に立ってきた2人に完成した映像を見てもらった。8月1日、AR公開の日。スクランブル交差点に現れた巨大なキノコ雲。1.5km離れた場所に原子爆弾が落とされた想定。被爆者の思いを聞いて画面上にメッセージを付け足した。被爆の恐ろしさは再現できていない、それでも考えてもらう入口として世の中にだしたいというのが公開を決めた思いだった。たくさんのメディアが駆けつけ、中村さんが取材を受けた動画はネット上で50万回以上が再生された。大きな注目を集めた一方で批判の声もある。8月9日、長崎原爆の日を迎えた。9月、中村さんは核兵器の問題を考える企画展を開いた。展示にはあのキノコ雲も。被爆者から投げかけられた厳しい声も添えて見る人たちに問いかけた。他にも核兵器が使われたときの被害を場所ごとに予測できる展示などで核の脅威を伝えた。4日間で来場者は約1000人。これからも平和を訴える活動を続けると決めている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年9月5日放送 20:45 - 21:00 NHK総合
首都圏ニュース845(ニュース)
「渋谷に核兵器が落とされたら」そんな想定を先端技術などを使って表現することで核兵器の恐ろしさを伝える企画展がきょうから開かれている。企画展は核兵器の廃絶を目指す大学生などのグループ、KNOW NUKES TOKYOが文京区の東京大学で開いている。こちらが渋谷に核兵器が落とされたという想定でビルの合間にキノコ雲が浮かび上がる様子をAR拡張現実で表現した映像作品[…続きを読む]

2024年9月5日放送 18:10 - 19:00 NHK総合
首都圏ネットワーク(ニュース)
「渋谷に核兵器が落とされたら」そんな想定を先端技術などを使って表現することで核兵器の恐ろしさを伝える企画展がきょうから開かれている。企画展は核兵器の廃絶を目指す大学生などのグループ、KNOW NUKES TOKYOが文京区の東京大学で開いている。こちらが渋谷に核兵器が落とされたという想定でビルの合間にキノコ雲が浮かび上がる様子をAR拡張現実で表現した映像作品[…続きを読む]

2024年9月5日放送 17:00 - 18:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン(ニュース)
広島と長崎に原爆が投下されてから来年で80年となるのを前に、先端技術などを使って核兵器の恐ろしさを伝える大学生たちの企画展「あたらしいげんばく展」がきょうから都内で開かれている。

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