ノッチ夫婦の不安は「お墓ってどうすればいい?」について。ノッチさんは東京在住だが、先祖のお墓は愛媛県にあり、兄が管理しているが、遠方のためお墓参りにもなかなか行けない。お墓を管理している兄に子供はおらず、兄が他界した場合、遠方にある先祖のお墓をどうすればいいのか、自分たちのお墓はどうすればいいのかの2つの不安があるという。葬儀コンサルタントの吉川さんによると、先祖のお墓は改葬(引っ越し)することができるという。役場に必要な申請を出し、お墓の管理者両方から承諾を得ると引っ越すことができる。改葬を行うには、墓石を撤去し更地にして管理者に返す「墓じまい」をする必要がある。墓石の撤去費用として約30万から50万円するという。そして、遺骨の運搬費や新しいお墓の費用などにも費用がかかる。実際に改葬して人の話を聞いてみると、義務に感じていたお墓参りが、何かあればすぐに話に行けるようになり、お墓を移してよかったと感じているという。撤去した墓石は、供養した後に粉々に粉砕することもあるが、別の用途もあるという。