トランプ次期大統領は9日、新しい政権ではポンペオ元国務長官とヘイリー元国連大使を起用しないことを明らかにした。ポンペオ氏はウクライナへの軍事支援に積極的で、長距離兵器の使用制限解除を主張している。支援に消極的なトランプ氏との考えの違いが指摘されていた。トランプ氏の復活でウクライナ危機はどう動くのか、トランプ氏は6日の演説で「戦争を終わらせるつもりだ」とし、これまでも「プーチン大統領・ゼレンスキー大統領ともに弱みがある」とし、イーロン・マスク氏同席のもとゼレンスキー大統領と電話会談し、ウクライナを支援する意向は伝えたが早期に戦争を終結させる話には踏み込まなかったという。ゼレンスキー大統領は早期終戦のために大幅な譲歩を強いられることを懸念、ロシアのプーチン大統領はトランプ氏との対話にも前向きな姿勢を示している。新しい政権で安全保障を担当する補佐官らにどんな考え方の人が起用されるのかがポイントになるとされる。