草加市にある創業159年の草加せんべいを製造販売する会社「いけだ屋」はせんべいやあられなどおよそ80種類に上る商品を販売している。この会社ではきのうからすべての商品を1割ほど値上げした。6枚入りのごませんべいは534円から583円になった。池田彰社長を悩ませているのが原料となる加工用のコメの価格上昇。毎年、およそ180トンを仕入れているが去年の夏の猛暑などの影響で流通量が減っている。仕入れの半分は茨城県の卸売業者から買ってきたが去年12月までの3か月間で1キロ当たり145円から245円に上昇。一層の値上げを提示されたため契約を打ち切った。代わりに仕入れたのが主食用のコメを精米した際に生じる砕けた米粒、砕米。原料の変更で味や食感が変わらないよう工夫を重ねた。しかし、さらに追い打ちがかかった。加工用のコメのもう半分はせんべいやあられのメーカーなどで作る組合を通じて共同で購入してきたが11月から35%値上げすると通知され、会社は商品の値上げを決断した。日本国際学園大学の荒幡克己教授は加工用のコメの価格は今後も高い状況が続く可能性があると指摘する。
住所: 埼玉県草加市吉町4-1-40
URL: http://www.soka-senbei.jp/
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