きのう東京都心では最高気温34.5℃と猛暑日目前に。また、全国で最も気温が高かったのは新潟・阿賀町で37.6℃。きのう東京・北区のクリニックを受診したのは体調不良を訴える13歳の少年。今月12日・13日に朝~夕方まで野球の練習をしたという少年。その後、練習はしていなかったが3日後に発熱。クリニックの伊藤院長によると、これは「暑さ負債」による熱中症だという。「暑さが負債のようにたまって、体の中にこもる熱や疲労が蓄積されて、休んでも解消しきれずに症状がどうにもならい」と指摘。きのう熱中症と診断されたのは9人。その9人ともが「暑さ負債」によるもの。伊藤院長によると、高齢者や乳幼児だけでなく30代や40代でも警戒が必要だという。対策としては熱・水分・塩分という3つのコントロールが大切だという。1つ目は手のひらや首元・脇の下をペットボトルで手に持って5分~10分冷やし熱を逃がすこと。2つ目は就寝前・トイレで起きた時・起床時にコップ1杯程度の水分補給。3つ目は塩分で1日2回ほどバランスのよい食事を摂れば摂取可能。炎天下で運動する人などは少し大きめの梅干しを1・2個食べるなどすると予防に繋がるという。きょうも東京など関東を中心に猛暑日予想で危険な暑さに対する備えが必要。
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