海外オープン前日は店のスタッフでピーク時を再現し、忙しさを体験させる。「DON DON DONKI カポレイ店」ではスタッフ集めに難航したこともあり、経験不足のまま本番を迎えることになった。「寿司店 わか桜」の目標は100席6回転、目標客数600人となった。なお、店舗の来客数の目標は1万5000人。
オープン当日、300人を超える大行列となった。客は「グッディバッグ」のためのお菓子などを購入。500種類以上あるお菓子の中でハワイで人気だったのは抹茶味のお菓子。鍋野菜を購入する人もいた。ハワイでは1～3月、朝晩20℃を下回る日もあるため、日系人を中心にしゃぶしゃぶを食べる鍋の文化が定着したという。また、数年前から日本の鍋料理店の影響で鍋ブームとなっている。また、ハワイでは2つの味を分けられる鍋料理店が多く人気となっている。「薄切り肉」も大好評。
日本では開店の日に店頭に祝いの花が贈られるが、ハワイでは友人や家族がお祝いの時に、とにかく花のレイを贈る。販売エリアではオープン後も順調だった。一方、飲食エリアはうなぎ炙り・スイートポテト・おにぎり・和牛串の4店舗でスタート。「寿司店 わか桜」では「ビーフトリオ」などが販売された。初心者なスタッフでは100席をさばけず、入場制限をすることになった。正午、フードコートは満席となり、ギターの生演奏のサービスなどが行われた。
おにぎり専門店では「うなぎひじき」などが販売された。「カリカリ梅おにぎり」が100個以上販売された1番人気の商品だった。和牛串プレートはオープンから終始大行列で、この日だけで450食以上販売した。うなぎの炙りコーナーでは今後、うなぎ＆焼き鳥で人気獲得を目指すという。焼き芋スタンドでは、スイートポテトケーキが販売された。
午後6時になった。意外な売れ筋は「車のサンシェード」。日本の丈夫＆持ち運びタイプは希少。孫の手は初日に78個販売された。バナナ型 抱き枕はオープン初日の家庭用品部門の売り上げ1位を記録した。ハワイ・カポレイ店の総合初日売り上げBEST5の第5位は「佐賀県産 淡雪」。第4位は「うなぎ寿司」。第3位は「MAXWELL HOUSE インスタントコーヒー」。第2位は「和牛串プレート」。第1位は「AriztiA チキンウイングス」。
「寿司店 わか桜」ではスタッフたちが慣れてスピードアップ。しかし150種類以上あるメニューの間違いが連発となった。初心者スタッフは様々な試練を乗り越えていった。酢飯ご飯があまりの人気でメニュー化が決定。なお、初日の客数は541名だった。