県によると、円安などを背景に飼料価格が高騰していることや物価高の影響で消費者の購買意欲が低下し牛肉の消費量が減少していることから、県内の畜産農家の経営がひっ迫しているという。このため県は県産の牛肉の消費を増やすことで畜産農家を支援しようと、ブランド牛の「おおいた和牛」を使った料理を県内の小中学校などの給食で提供することになった。こうした取り組みは、新型コロナウイルスの影響で牛肉の需要が落ち込んだ2020年と2021年にも行われ、そのときは、給食に「おおいた和牛」が使われたという。県では準備を進めたうえでことし3月ごろ提供を始めたいとしている。