物価高騰に値上げラッシュ。そして、コロナ禍にリベンジ。かつてを上回るほどの勢いを取り戻し始めた2024年の福袋商戦。超限定福袋に、おいしい福袋まで、最新の福袋事情を追跡した。
東京スカイツリーから眺める元日の初日の出に人々が心を震わせる中、東京ソラマチでは長い行列が出来ていた。朝5時茨城県から来た主婦が狙うのは親子で楽しめる限定の福袋。夜明けから人が集まり、オープン時には880人に。多くの客が狙っていたのは、食品系の福袋。あまりの混雑に開店時間を40分前倒しに。行列が出来ていたのは本格点心が人気のPAOPAO。限定50個のため開店直後から長蛇の列が。
複数の福袋を求める強者が。3人の子どもと自転車で来たという勝山さん。狙うのは食品や子どもの好きなキャラクターグッズなど8つの福袋。中学生の長女と二手に分かれて購入する作戦に。母親が最初に向かったのはオホーツク おこっぺミルクスタンド。500円のソフトクリームの引換券4枚が入った福袋を2つ購入。1日限定20個とあってわずか10分で完売に。続いて向かったのはPAOPAO。行列の長さはすでに約30mほどに。福袋は50個のはずだったが、今年は人気のため途中で70個に変更されたのだそう。続いて向かった先にも長蛇の列が。特設会場で販売されていたのは築地銀だこの福袋。入っていたのはたこ焼きの引換券など。別行動していた長女もキャラクターグッズの福袋など3つを購入。残りの1つは残念ながら売り切れに。手に入れた福袋は家族で7つだった。
高級＆超お得！目玉福袋が続々と…。リベンジ消費に勢いを付けるべく今年はさらに福袋が強化されている。1回1000円でハンドルを回せば再興で1万円以上の高級食材が手に入るという生鮮ガチャ福袋を始め、極上の近海本マグロを一匹まるごとの極上キープマグロ福袋。ほかには輪島塗 箸・ぐい呑みセット福袋。
朝5時から並んでいた主婦が狙っていたのは近年外国人観光客からも注目されている。超人気アイテム。みるみるうちに商品が消えていく中、お母さん何を買うかまだお悩み中。開店から飛ぶように売れていたのはナノブロックの福袋。悩んだ末に手にしたのは今年の干支の辰など商品点数13点の福袋。