林家正蔵の「おすわどん」、桃月庵白酒の「お化け長屋」について解説。京須さんは「『おすわどん』は結構やる人が多いけれど、みんななかなか真剣に取り組めない。ラクな噺だからラクにやろうとなりがち。正蔵師匠は、この噺の面白さを見事に外に出してくれた」とコメント。桃月庵白酒の「お化け長屋」については、「登場人物たちは相当頭がいい。その人たちがどうして非生産的なことに従事するのかとなるけれど、そういう人間が大勢いるから世の中おもしろい訳で。長屋の家主との関係をうまく掘り出している。それがエネルギッシュな芸に乗っかって、うまく運ばれてきた感じ」と語った。