緑茶と紅茶は同じ茶の木からできており、製造プロセスにより紅茶になるか緑茶になるかが分かれる。紅茶の場合は発酵作業が1~3時間入ることが特徴。緑茶の生産者が和紅茶を学び生産する機会が増えている。紅茶の本場・イギリスで行われたティーコンクール「THE LEAFIES 2022」では和紅茶が世界1位に輝いた。審査員12人により、香り・厚み・深み・しっかりした渋みがあるかなどをチェックされる。渋みが極端にないものは評価が下がる。良い渋みは喉越しが良く爽快。緑茶・ウーロン茶など30以上の部門の中で1位に輝いた。世界1位となったのは熊本の「お茶のカジハラ」の商品「夏摘みべにふうき 和紅茶」。特徴は深い味わいがあり香り高い和紅茶。審査員からは「マンゴーのような芳醇な香り」「舌の上にしっかりと残るボディの重さ(厚み)などが特に好評価だった」とのこと。ロンドンでの販売価格は100グラム1万円ほどだそう(一般的な和紅茶は4,000~5,000円ほど)。「お茶のカジハラ」3代目・梶原敏弘さんによると「在庫があったので応募したら世界一になった(笑)。驚きのほうが大きかった。紅茶に限らず日本の茶のレベルの高さを世界に知ってもらえたのが一番良かった。ぜひ今年の新作の『春摘 べにふうき』を飲んでみて下さい」とのこと。根岸さんが「美味しい和紅茶の淹れ方」を紹介。1つ目のポイントは「あらかじめティーポットを温める」。ティーポットに5~6グラムの茶葉を入れる→ポイント2「湯の温度は95~100度」。渋みが苦手な人は一度お湯を別の容器に移して1分程度冷まして入れるのがオススメ。ポイント3「蒸らし時間」。小さな茶葉は2~3分、大きな茶葉は3~5分蒸らす。