きのうの国会で原油の安定供給について“確保できている”と改めて強調した高市総理。代替調達先の一つとしてアゼルバイジャン産の原油を積んだタンカーがきょうにも横浜市に到着する予定(経済産業省)。しかし日常生活には影響が出始めている。きのう、カルビーがポテトチップスなど主力商品のパッケージを順次白黒の2色に変更する方針を取引先に伝えていたことが分かった。対象となるのは「かっぱえびせん」「フルグラ」など計14商品(日本経済新聞)。今月25日以降、順次切り替えられる。背景にあるのが、印刷インクの原料となるナフサが不足している影響。東京・文京区にある老舗の製本所は1934年の創業以来90年以上紙の本を作り続けてきた。ナフサ不足の影響を受けるのは印刷インクだけではない。印刷したページをまとめる合成接着剤も石油由来の製品。製本所ではイラン情勢悪化を受けてすぐに当面必要な資材の確保に動いた。今後はコストが増えるため、収益の悪化は避けられない見通し。本の運搬に欠かせない包装資材は不足すれば一度に大量に本を運ぶことが難しくなり、膨大な時間と労力が奪われる。ヒモや袋も石油由来の製品であるため不安は尽きない。新里製本所・新里代表は「価格が上がればそのままコストに直撃していく。どうやってしのいていくか、見えない」などと話した。
