定番の焼き鯖やさばの味噌煮、料理のレシピを提供する「クックパッド」が発表した来年はやる食のトレンド予測に「冷凍サバ」が選べられるほどサバが注目されている。全国屈指の水揚げを誇る千葉県銚子市では、サバの水揚げが危機的状況となっている。値段は1匹400円で、例年の約2倍の値段となっている。ここ5年のサバの水揚げ量を見てみると、去年は記録的不漁に。銚子漁協は「今年はさらに悪化する可能性がある」としている。銚子港にある飲食店では、サバの不漁によりメニューにも異変が起こっている。8種類ほどの魚介類を使った「海鮮玉手箱」は本来、地元産のシメサバが入っていたが、いまは別の魚になったという。現在、地元産のサバを使ったメニューは「焼きサバとカマ焼き定食」の1つのみに。街の名産が復活する火は来るのか。
住所: 千葉県銚子市黒生町6527