陸上競技の前川楓選手は山本篤の教え子だという。「くうちゃんいってらっしゃい」という絵本の作者はパラ陸上日本代表の前川楓選手。パリパラリンピックでは走り幅跳びと100mに出場する。中学3年の時に交通事故で右足を失い、リハビリでパラ陸上に出会った。元は走るのは嫌いだったというが、義足を付けて走るのが楽しいと感じたという。事故から4年でリオパラリンピックにて女子走り幅跳び4位入賞を果たした。走り幅跳びは義足で踏み切るダイナミックなジャンプが特徴。この種目の日本の第一人者が山本篤さん。その山本さんに前川選手は2020年に弟子入り。今シーズンは5月の世界パラ陸上で自己ベストを更新し銅メダルを獲得。前川選手には絵本作家としての顔もある。3度目のパラリンピックで初のメダル獲得を目指す。