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「ごはん」 のテレビ露出情報

ゲストに「侍タイムスリッパー」の監督である安田淳一、「カメラを止めるな!」の監督である上田慎一郎が登場。時代劇への思いについて安田は、自分の子供時代には学校から帰れば時代劇が放送され祖父と一緒に視聴して楽しみ、また時代劇当時の人々の助け合いやそうした温かい世界観を描きたい思いから今作は制作したなどと明かした。上田は「侍タイムスリッパー」の公開二日目には映画館で観ており、悔しいほど面白かったなどと伝えた。上田は「侍タイムスリッパー」で1番印象に残っているシーンは、主人公の侍がショートケーキを始めて口にして、涙ながらに豊かな国になったのだと告げ喜ぶシーンだと発表し、面白さと感動を同時に表現するのは難しいが見事に共存した名シーンなどと語った。安田はこのシーンでは主演の山口馬木也が素晴らしい演技をしたシーンの一つであり、5テイク撮影したが全てで本人なりきって泣いていたなどと明かした。
上田は安田が客を意識しながら撮影していく監督に感じられたと伝え、安田は大学在学中には平安神宮でブライダルビデオカメラマンとしてキャリアスタートしており、当時の師匠からお客が喜ぶ絵を撮るのがプロの仕事だと教わったなどと明かした。上田はテンポが良い作品であると客の笑い待ちができてない作品が多いが映画「侍タイムスリッパー」ではちゃんと笑い待ちができていると伝え、映画のワンシーンを紹介した。安田は初めて「カメラを止めるな!」を劇場で観た時に来客たちがドッカンドッカン笑っている様子を見て、自分も同じ道をたどりたいと抱き、同じように自分の作品も海外映画祭に出品したなどと告げた。映画「侍タイムスリッパー」はファンタジア国際映画祭の観客賞・金賞を受賞した。上田は第二のカメ止めとメディアが称した作品が幾つもあったが、映画「侍タイムスリッパー」のようになった作品は初めてであり、映画館で映画を観る喜びのようなものがあることが共通点としてあるなどと話した。
上田は映画「侍タイムスリッパー」ではカメラも固定でどっしりとした構えで撮影され、望遠レンズで密度の濃い絵を撮影しているのは往年の時代劇映画に倣ってのことかと安田に質問。安田は望遠系の絵が好きであり、全景・主体・背景と組み合わせて濃密な絵にしているのは以前から用いており、ブライダルビデオカメラマン出身であることも大きく影響しているなどと明かした。資金面について安田は、多岐にわたってお世話になっており、映画「侍タイムスリッパー」では東映撮影所の人が脚本を見て格安で撮影させてくれ、東映撮影所の方々が脚本を評価してくれて、本来ならば破産するリスクから撮影を止められるところを美術部・衣装部など手配してくれ、スタッフや出演キャストもインディーズや自主制作ということを気にすることなく全く手を抜かずにやり抜いてくれたなどと打ち明けた。安田は自主制作の唯一のアドバンテージは納期がないことであり、前作の「拳銃と目玉焼」は約3年、「ごはん」は約8年を費やして撮影したなどと述べた。

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