埼玉県警鉄道警察隊では、捜査員が私服で電車に紛れ電車内の犯罪を取り締まっている。捜査員が目を付けた男は、去年の夏にホームをウロウロし捜査員が警戒していた。この日も男は降りたばかりの電車に再び乗り込んだ。男は隣の駅で降りたが、出口と反対方向へ向かい再び同じ電車に乗り込んだ。頻繁に車両を変える行動は痴漢常習者の特徴のひとつ。女性と向き合う形で乗り込んでいた。男は混雑する事で有名な路線へ移動。階段近くの混み合うドアから乗車し、男の目の前には若い女性がいた。男の周りには捜査員が取り囲むように立っている。捜査員は犯行を見逃さず、駅で男を問い詰めた。男は女性の胸に触れたことを認めた。男は50代・会社員。過去にも同様な行為で逮捕されていた。男は埼玉県迷惑行為防止条例違反で現行犯逮捕となった。ストレス発散のために犯行に及んだという。有罪となれば6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。