墨田区の黄金湯は入口の先が番台ではなくカウンターになっており、ビールサーバーやDJブースが備え付けられ、保健所や税務署の許可を得てビール醸造所まで建設した。ユニークな試みとして銭湯では珍しく宿泊も可能である。お湯は熱い湯の他にも薬風呂や温めの炭酸湯も用意されている。飲食エリアも開設し、コンデナスト・トラベラーの東京でやるべき27選びに黄金湯が選出されて外国人観光客も増加している。創業者の新保卓也さんは同じ墨田区の銭湯大黒湯の次男であるが、家業を継いだ長男が廃業を決めたことで当時経営していたリサイクルショップを手放して銭湯の経営権を譲り受けた。現在では都内に4つの銭湯を経営している。黄金湯の外壁は著名なデザイナーが手掛け、内部の銭湯絵は漫画家のほしよりこが書き下ろした。
住所: 東京都墨田区業平4-6-5