教育革命実践家である藤原和博が「自分プレゼン術」をテーマに講演を実施。藤原は自分に似ているアーティスト「さだまさし」と27歳の頃に出会っていると伝えた。藤原はAIロボット時代に負けない人間力を鍛えるために自分自身をアピールすることが重要だと話した。藤原は自分プレゼン術「キャッチフレーズ（つかみ）型」では初対面の人に対して敵だと思われないために、分かりやすく端的でつい相手が笑ってしまうようなキャッチフレーズを投げかけて、脳を相手と繋げるのだなどと解説した。また来場者たちに「キャッチフレーズ（つかみ）型」の自己プレゼンを隣同士で実践させ、相手の頭の中のイメージを想像して自己紹介することこそがプレゼンなどと説いた。
藤原は自分プレゼン術「+モード」では一般的に行われるプレゼン術であり、自分の得意なことや好きなこと、コレクションしていることなど自分のプラス要素を伝えるなどと説明した。また来場者たちに「+モード」の自己プレゼンを隣同士で実践させた。続けて藤原は自分プレゼン術「-モード」では自分の失敗・挫折・病気などを相手に伝えると説明し、来場者たちに「-モード」の自己プレゼンを隣同士で実践させた。藤原は「+モード」と「-モード」ではどの会場で実施してもらっても「-モード」のほうが印象的であったと7割方が答えており、これが人のコミュニケーションのクセとも言え、人は人のマイナスなエピソードを聞いている方がリラックスできるものであり、面接でもマイナスなエピソードをどのように克服したのかを話したほうが聞く方もじっくり聞くことができるなどと説いた。
藤原は自分プレゼン術「Q＆A型」では、質問して相手の答えを引き出すこともプレゼンの一種であり、いい質問を投げかけてきて自分に良い回答をさせてくれた人物を人は信頼するものであり、相手との共通点を探して質問することが効果的などと解説した。また来場者たちに「Q＆A型」の自己プレゼンを隣同士で実践させ、コミュニケーションというものはもともとが相手との共通点を見つけ出すための手段なのだなどと説いた。