徳島県内で7年前から市民参加型のオペラ公演などを行ってきた東京の「さわかみオペラ芸術振興財団」がオペラハウスの構想を発表した。財団によるとイタリアの伝統的なオペラハウスをイメージし、座席数は1600席から1700席でオペラ公演のほか、市民の練習や音楽家の育成などに活用できるようにしたいという。財団によると建設費用として見込まれるおよそ300億円を寄付で募ることにしていて、県内の有志で作る別の財団を新たに立ち上げ、ことし4月ごろから本格的に寄付を募る活動を始めることにしている。具体的な建設場所は検討中だが、10年後の完成を目指していて、実現すれば全国で初めての本格的なオペラハウスになるという。