箱根湯本にユニークなサービスで繁盛する店がある。お店までは箱根湯本駅からバスに揺られて30分ほどかかる。釜飯専門店「かま家」は創業29年になる。店主の大倉スズさんは御年88で仕込み、接客、調理をこなす。釜めしは7種類あってファンが多い穴子は丸々1匹を使っている。定番人気はとり釜めしで鹿児島県産の鶏肉がたっぷり入っている。仕込みはすべてスズさんが行い米は長野県から取り寄せる。米はといだ後に水を切り2時間ほど置く。出汁は昆布と鰹節から取る。中田さんはしゃけ親子釜めしを注文した。炊き上がるまでには40分かかる。店の奥には温泉があり待っている間に入ることができる。お湯は大涌谷の源泉で男女別々で入浴のみもOKとなっている。誕生は29年前でスズさん夫婦はこの場所で寿司店を開業していた。のちに業態転換し釜飯専門店にした。釜飯が炊きあがる待ち時間に悩みを抱え自宅の温泉を利用しようと思ったとのこと。