きょう東京・浅草のたこ焼き店には多くの外国人観光客が。フランスで行われたパリファッションウィーク通称パリコレ。この会場にたこ焼き店が登場した。その場所はランウェイのど真ん中。見慣れない食べ物に観客・モデルも興味津々。食の都パリでも人々の舌を魅了した日本の粉もん。今年3月にはイギリス・オックスフォード英語辞典に「takoyaki」「okonomiyaki」などの言葉が追加されるほど注目されている。異色のコラボの依頼を受けたのは日本のソース会社「オタフクソース」。この会社では粉もんの海外進出に可能性を感じ、今月から初のヨーロッパ支店をパリに設立。駐在員は1人。支店長の朝倉さんは「我々の育ててきた粉もん文化をヨーロッパ全体で広げたい」と話した。ヨーロッパのたこ焼き専門店は約10店舗。そのため開店のサポートにも乗り出している。大阪出身の女性が今年オープンした店もその一つ。オーナーは「好きなパリと好きなたこ焼きが合致して本当に単純な理由でパリでたこ焼き屋をしたいっていうので」と話した。ソース会社が開いた開業セミナーを受け半年でオープン。8個入りで8ユーロ(約1370円)と日本より割高だがパリ市民の反応は上々な様子。「フランス人は新しい味を発見するのが好きです。これはいいスタートを切って定着するかもしれません」と話した。
住所: 東京都台東区浅草2-3-24