潰瘍性大腸炎の治療薬の開発に欠かせないのが健康な腸内細菌。山形・鶴岡市にある鶴岡献便ルームを運営するメタジェンセラピューティクスによると、血液や便の検査を経てドナーとして認定されたのは現在11人。ドナーになると1回で最大5000円の協力金を得られるが3カ月ごとの検査が必要で健康的な食生活が求められる。「生まれも育ちも鶴岡でずっと鶴岡の食材を食べていた」と話す検便ドナーの女性。鶴岡の食材として代表的なものが、だだちゃ豆。大泉だだちゃ豆直売所では平日の営業開始前から行列が出来ている。だだちゃ豆はもともと鶴岡市の一部地域で江戸時代から栽培されてきた在来種の枝豆。市内にある老舗の漬物店でも昔から在来野菜、在来作物を使った商品を販売。良い腸内環境を保つにはたくさんの種類の野菜などの植物性食品をとることが重要。鶴岡には在楽作物が約60種類あるため多くの種類の野菜を食べる機会に恵まれているという。メタジェンセラピューティクス・中原拓社長は「(庄内地方は)多様な野菜を季節ごとに旬のものを食べるという食生活がある。日本食は腸内細菌にいいのでは。献便ルームを運営してデータを取りながらだんだん見えてくると思う」と語った。
市内では腸活メニューを始めたレストランも登場。在来作物を使い腸活を新たな観光資源にしようという機運も高まってきている。ブランブランガストロパブ・五十嵐督敬シェフは「いっぱい野菜を使っている店も鶴岡にはいっぱいある。地域の食材を使って地域全体で健康も経済も良くなるのが理想的。可能性はある」と話した。
市内では腸活メニューを始めたレストランも登場。在来作物を使い腸活を新たな観光資源にしようという機運も高まってきている。ブランブランガストロパブ・五十嵐督敬シェフは「いっぱい野菜を使っている店も鶴岡にはいっぱいある。地域の食材を使って地域全体で健康も経済も良くなるのが理想的。可能性はある」と話した。
住所: 山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2
