地域を走るコミュニティーバスの廃止・減便が各地で相次いでいる。東京・足立区でも地域バスは廃止される予定となっていて、運転手の働き方改革など「2024年問題」のために人材確保が難しい状況なのだという。台東区も人手不足を理由に循環バスを減便している。日本バス協会の会員を対象に去年11月に行われた調査では、68社中67社が人手不足を訴えていて、うち47%が減便・34%が路線廃止を決断しているという。(地域公共交通総合研究所調べ)その一方で、横浜市は急勾配の地域に民間のタクシー会社に委託した乗合タクシーを導入し、30分ごとに駅前を定時出発し、乗客が降車したい停留所へと向かうものとなっていて、運賃は大人でも300円と路線バス感覚で使うことができる。