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「なみすけ」 のテレビ露出情報

「子どもがぬいぐるみを好きになるのは親離れをするため」について、白百合女子大学の菊地准教授が解説。子どもは成長とともに2つの世界を移動する。一つは空想の世界、もう一つは現実の世界。空想の世界は生まれたばかりの赤ちゃんが自分と親の区別がつかずに一体化していると感じる状態。何でも思いどおりにできるという万能感を感じているとされる。現実の世界はだんだん親と自分は違うものだと分かってきた状態。自分が万能ではないということを理解していく。子どもは空想の世界から現実の世界へと移っていくことで成長し、親離れを経験していく。しかし、すんなりと移動できるわけではなく、子どもたちは親と離れてしまうという不安を感じるようになる。ぬいぐるみは、その親と離れる不安と取り除いてくれる存在。ぬいぐるみはずっとくっついていられ、それを断らない。子どもの好きなようにできる、ある意味、親の代わりのような存在。ぬいぐるみは、程よく万能感を満たしながら、自分が万能ではないことも教えてくれる。心理学の世界ではこのぬいぐるみのような存在を移行対象と呼んでいる。

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