- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 亜生(ミキ) 奈緒
オープニングの挨拶。ゲストは奈緒と亜生。
チコちゃんは「深海魚が光るのはなぜ?」と出題。奈緒は「深海は暗いので自分の光で照らさないと見えないから」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「酸素が毒だから」。
「深海魚が光るのは酸素が毒だから」について、産業技術総合研究所の近江谷医学博士が解説。深海魚は水深200mより深いところに住む魚を指すが、その8割以上が光る。チョウチンアンコウは獲物を穫るために光を利用し、ヨロイザメは敵から身を隠すために光を利用する。これらは生き延びるための技だが、結果的に光を利用しているだけ。光るようになった理由は酸素が毒だから。多くの生き物は酸素をエネルギーに変える仕組みを持っているが、同時に酸化という現象も起きて体に悪い影響を及ぼす。深海魚の祖先はその酸化を防ぐために酸素を光るエネルギーに変え始めたと考えられている。
オープニング映像。
チコちゃんは「なぜ子どもはぬいぐるみを好きになる?」と出題。亜生は「お母さんに抱っこされたやわらかい感触で安心感がある」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「親離れをするため」。
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「子どもがぬいぐるみを好きになるのは親離れをするため」について、白百合女子大学の菊地准教授が解説。子どもは成長とともに2つの世界を移動する。一つは空想の世界、もう一つは現実の世界。空想の世界は生まれたばかりの赤ちゃんが自分と親の区別がつかずに一体化していると感じる状態。何でも思いどおりにできるという万能感を感じているとされる。現実の世界はだんだん親と自分は違うものだと分かってきた状態。自分が万能ではないということを理解していく。子どもは空想の世界から現実の世界へと移っていくことで成長し、親離れを経験していく。しかし、すんなりと移動できるわけではなく、子どもたちは親と離れてしまうという不安を感じるようになる。ぬいぐるみは、その親と離れる不安と取り除いてくれる存在。ぬいぐるみはずっとくっついていられ、それを断らない。子どもの好きなようにできる、ある意味、親の代わりのような存在。ぬいぐるみは、程よく万能感を満たしながら、自分が万能ではないことも教えてくれる。心理学の世界ではこのぬいぐるみのような存在を移行対象と呼んでいる。
チコちゃんは「ひつまぶしとひまつぶしを見間違えるのはなぜ?」と出題。岡村隆史は「脳がバグってます」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「そのほうがお得だったから」。
「ひつまぶしとひまつぶしを見間違えるのはそのほうがお得だったから」について、有賀敦紀教授が解説。こうした見間違いは人間の脳がトップダウン処理をしているから。トップダウン処理とはすでに持っている知識をもとにして見ているものや字を素早く都合のいいように解釈すること。例えば山道を歩いているときに山道のロープをヘビと見間違えたとする。この場合のトップダウン処理は身を守るための防衛本能が働くことによって起こる。山道で細長いものを見たとき、過去の知識からヘビの可能性があると脳が直感的に判断。これは襲われる危険を回避するために、ヘビの可能性があるものをヘビと素早く判断した方が都合がいいからで、身を守るための防衛本能として脳に備わっている。人にとって危険なものを危険ではないと判断するよりも危険ではないものを危険と判断した方が、生きる上で得。
奈緒が「東京サラダボウル」の告知をした。
視聴者からのおたよりを紹介した。
次回予告が流れた。
チコちゃんとあっち向いてホイ!