1992年3月14日、「のぞみ」の出発式が行われた。最高速度は270キロ、東京-新大阪間も2時間半になった。スピードアップの秘密はアルミを使った軽量化などがあるが、注目は新幹線の顔。空気抵抗と騒音を減らすためにまずは背を低くした。さらにこれまでの丸みがかった顔を角張った顔に改良。鉄仮面と呼ばれていた。その後も顔の進化は続く。1995年、試験車両300Xが誕生。東京方面と博多方面で異なる顔を持っていた。顔の違いで空気の流れが変わるため、スピードや騒音を比較することができた。1997年、500系が誕生。最高速度は300キロを突破、鼻の長さは約15メートル。2011年、E5系「はやぶさ」が誕生。最高速度は320キロ。