能登半島地震で大きな被害が出た輪島塗の産地石川県輪島市にゆかりのある山形県の漆芸家・松本由衣さんが始めた支援の輪が全国に広がっている。松本さんは大学で漆を専攻した後3年前まで石川県を拠点に活動していた。松本さんは金沢市の作家と共に支援プロジェクトを始めた。その一つがチャリティーオークション。さらに県内の大学で講師を務める松本さんは学生と協力した支援にも乗り出した。寄付金を募り返礼品として届ける漆塗りの箸200膳を製作。パッケージは学生がデザインした。その名も「のとのかけはし」。松本さんは仲間と再び漆を塗れる日が来ることを願っているという。