メジャーリーグ、ドジャース6−2ナショナルズの始球式で登場したキティちゃん。サンリオは7期連続で減収減益だったが、近年V字回復を見せている。毎年多くの観光客で賑わう、東京・多摩市のサンリオピューロランド。130の国と地域で親しまれ、外国人のファンも多い。兵庫・淡路島ではハローキティの世界を楽しめる「AWAJI HELLO KITTY APPLE LAND」をオープンする人気ぶり。東京・台東区のサンリオショップにも外国人が。レディー・ガガ、ケイティー・ペリー、アヴリル・ラヴィーンらもファッションにキティちゃんを取り入れている。アニメが6カ国語で配信されている。
サンリオファン歴7年のえみこさんの自宅は、シナモンのグッズが沢山あった。サンリオのパレードのショーでは敵を倒そうとする仲間をキティが諭すシーンなどがあり、サンリオの企業理念は「みんななかよく」となっている。キティちゃんは1974年に誕生し、キティラーが街に溢れた。企業とコラボを展開し、コアラのマーチとのコラボやYOSHIKIさんとコラボした「yoshikitty」などもある。コラボ企画が利益を上げる一方新たにファンと育てていくキャラクター作りを始めていったが、次世代の新キャラクターを見出すにはどうすればいいかで悩んでいた。一昨年からファン投票でデビューするキャラクターを決める「NEXT KAWAII PROJECT」を始め、SNSでキャラクター誕生までの過程を発信し、ファンを開拓した。去年は「はなまるおばけ」が1位となった。「はなまるおばけ」は頑張って報われなくてもみんなに花丸をあげるのがコンセプトである。