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「はる風ふわり」 のテレビ露出情報

去年9月、熊本県宇城市内にある平屋のサンマルクファームで働くことになったのは原田さんと佐藤さん。佐藤さんは前職、農業高校教師を行っていた。25年の11月から宇城市・浅川地区で6.5ヘクタールを借りる計画。目標とする面積の農地は集まらず、借りられた農地は飛び飛びで作業の効率は良くない。より効率良く農地を集約したいが、農地法は企業による農地取得を厳しく規制している。サンマルクファームは一軒一軒の農家と農地を借りる交渉を行ってきた。この日、原田さんが訪ねたのはサンマルクファームに農地を貸してくれることになった田中さん。45年間この地で稲作を続けてきたが、裏作をしたことはないという。冬の間はハウスを使って利益を出しやすいトマトを栽培。裏作までは手が回らない。さらにもう1軒の農家へ。岡崎さんはこの地で29年農業を行ってきた。農地を借りる同意書を持ってきたが、25年11月から26年6月にサンマルクが小麦を生産するとこうして一軒一軒の農家と契約を結んできた。
原田さんはこれから小麦栽培をしていく上で懸念しているのは、米と麦は性質が違い、それを一緒の田んぼで栽培するのは難しい。宇城市は温暖で雨が多く、水が溜まりやすいために稲作に適している一方で、乾燥を好む麦の生産には向いていない。それでも宇城市を選んだ理由には、国が農地の基盤整備進めていたため。宇城市は国営緊急農地再編整備事業を行っており、9道府県の計23箇所が対象。22年から国や自治体などの予算で農地の改良が進められている。その一つが穴がいた管。田んぼの中に埋め込むことで、地中の余分な水を排出する暗渠排水の工事を行った。水はけを改善し米を作らない期間には、畑として作物を生産しやすくする。稼げる農地として改良することで農業の担い手を増やすことが目的。去年10月に、今年訪ねたのは裏作の期間農地を貸してくれる田中さんの水田へ。稲の収穫を手伝い、農村の仲間として認めてもらうために支え合いの姿勢を示す。原田さんはさらに宇城市の市長の田んぼの手伝いに向かった。市長として農家として、サンマルク参入には今回はとても期待しているという。市長の農家友達の河野さんは、農業に企業が参入することを反対している。その理由には、赤字になったら撤退し、後は知らないという姿勢を見てきたために不信感は芽生えると語る。
サンマルクHDも24年に岡山県でレタスの生産を開始したが、その4年後に西日本豪雨で被害をうけて撤退。11月3日に、サンマルクの小麦づくりの豊作を祈願するくわ入れ式が行われた。サンマルクによる国産小麦の生産がスタートしたが原田さんはその土の状況に悪いと答えた。その日の夕方、トラクターで畑を耕し直す原田さんの姿が。作業は日が暮れても続いた。11月中旬には、サンマルクが借りた農地に地域住民が集まっていた。初めての小麦の種まきを行うが、原田さんは試してみたい品種がはる風ふわり。パンに適した品種で、従来の品種と比べてうどんこ病などに強い。初年度は3種の小麦を蒔いてこの土地にあう小麦を検証する。5日後に小さな芽が出ていた。12月10日の浅川公民館でサンマルクファームが農家に改めて事業内容を説明。初年度に農地を貸してくれた人もいれば、貸さなかった人も。当初の目標の10ヘクタールの農地を集めるために、強力をあおぐ。しかし、地域の農家の一番の懸念は稲作に影響がでること。また、小麦の生産にも懐疑的。
今年に入り、無事に実りになるよう祈願したが、雨が降るとその様子は一変した。暗渠排水が通ったとはいえ、もともと水をためやすい農地。特に四隅や畔際は水が溜まりやすく排水に課題が。佐藤さんが行ったのは溝掘りで、たまった水の排水できるようにし、その溝と排水口を接続させて排水性を高めたい。こうした努力の甲斐もあって1月下旬には小麦が20センチほどに育っていた。飛び飛びの農地を管理している原田さんと佐藤さん。頼りにしている武器には衛星写真の情報かAIが作物の生育状況を分析するシステム。色の濃淡で違いを示し、濃い緑はよく育っている場所。事務所にいながら広大な農地の状態を確認できる。生育が良くない状態を示すオレンジ色の畑を見に行くとある異変が。

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