2026年7月3日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【国産小麦でチョコクロを!サンマルク農業に挑む】

出演者
長谷川博己 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ガイアの夜明け
国産小麦でチョコクロを! 独占密着サンマルク農業参入

1999年に産声を上げたサンマルクカフェ。全国に290店舗展開するベーカリーカフェで、レジ前からサンドイッチやホットドックなどのパンがずらりと並び、店内にあるオーブンで焼き上げていく。看板商品はチョコクロで、とろけるチョコとサクッとしたクロワッサンの食感が売り。一つ250円で一日に3万個を販売しているが、食材価格の高騰などを背景に値上げが続き、今年4月にも20円の値上げに。熊本県庁でサンマルクは農事業を始めることを発表。世界的な小麦小麦の生産地であるロシアとウクライナ衝突により、小麦の国際価格が急騰。小麦の自給率が16%にとどまる日本の飲食業界を直撃した。サンマルクHDは鎌倉パスタや牛カツ京都勝牛など、45もの飲食店ブランド傘下に持つ。グループ全体で小麦を3000トン消費している。その高騰に強い危機感をもったサンマルクHDの社長の藤川さんは自ら小麦の生産を行う。サンマルクを誘致したのは宇城市の末松直洋市長。農業の持続性に危機感を抱いていた。宇城市は熊本県の中でも有数の農業地帯。24年時点での耕地面積は5370ヘクタール。東京ドームおよそ1100個分の農地が広がり、半分以上が水田を占める。しかし農業の担い手の数が10年前から3割減少。耕作放棄地も目立つように。

キーワード
くまモンサンマルクカフェサンマルクホールディングスチョコクロ宇城市宇城市(熊本)新宿区(東京)木村敬熊本市(熊本)熊本県庁牛カツ京都勝牛鎌倉パスタ

サンマルクの藤川社長は記者発表のあとに宇城市の田んぼへ。6.6ヘクタールの田んぼを借りて小麦を裏作したい考えで、藤川さんは去年の7月に農業法人のサンマルクファームを設立。そのリーダーとして採用したのは原田さん。農業歴16年で、農業法人勤務や個人農園の運営を経験。今回は自社で農業を行うサンマルクの300日を追った。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファーム万農王国いばらき宇城市(熊本)
“お菓子の家”が消える?

“お菓子の家”が消える?という映像が流れた。

国産小麦でチョコクロを! 独占密着サンマルク農業参入

去年9月、熊本県宇城市内にある平屋のサンマルクファームで働くことになったのは原田さんと佐藤さん。佐藤さんは前職、農業高校教師を行っていた。25年の11月から宇城市・浅川地区で6.5ヘクタールを借りる計画。目標とする面積の農地は集まらず、借りられた農地は飛び飛びで作業の効率は良くない。より効率良く農地を集約したいが、農地法は企業による農地取得を厳しく規制している。サンマルクファームは一軒一軒の農家と農地を借りる交渉を行ってきた。この日、原田さんが訪ねたのはサンマルクファームに農地を貸してくれることになった田中さん。45年間この地で稲作を続けてきたが、裏作をしたことはないという。冬の間はハウスを使って利益を出しやすいトマトを栽培。裏作までは手が回らない。さらにもう1軒の農家へ。岡崎さんはこの地で29年農業を行ってきた。農地を借りる同意書を持ってきたが、25年11月から26年6月にサンマルクが小麦を生産するとこうして一軒一軒の農家と契約を結んできた。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングス宇城市(熊本)浅川地区(熊本)

原田さんはこれから小麦栽培をしていく上で懸念しているのは、米と麦は性質が違い、それを一緒の田んぼで栽培するのは難しい。宇城市は温暖で雨が多く、水が溜まりやすいために稲作に適している一方で、乾燥を好む麦の生産には向いていない。それでも宇城市を選んだ理由には、国が農地の基盤整備進めていたため。宇城市は国営緊急農地再編整備事業を行っており、9道府県の計23箇所が対象。22年から国や自治体などの予算で農地の改良が進められている。その一つが穴がいた管。田んぼの中に埋め込むことで、地中の余分な水を排出する暗渠排水の工事を行った。水はけを改善し米を作らない期間には、畑として作物を生産しやすくする。稼げる農地として改良することで農業の担い手を増やすことが目的。去年10月に、今年訪ねたのは裏作の期間農地を貸してくれる田中さんの水田へ。稲の収穫を手伝い、農村の仲間として認めてもらうために支え合いの姿勢を示す。原田さんはさらに宇城市の市長の田んぼの手伝いに向かった。市長として農家として、サンマルク参入には今回はとても期待しているという。市長の農家友達の河野さんは、農業に企業が参入することを反対している。その理由には、赤字になったら撤退し、後は知らないという姿勢を見てきたために不信感は芽生えると語る。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングス宇城市(熊本)

サンマルクHDも24年に岡山県でレタスの生産を開始したが、その4年後に西日本豪雨で被害をうけて撤退。11月3日に、サンマルクの小麦づくりの豊作を祈願するくわ入れ式が行われた。サンマルクによる国産小麦の生産がスタートしたが原田さんはその土の状況に悪いと答えた。その日の夕方、トラクターで畑を耕し直す原田さんの姿が。作業は日が暮れても続いた。11月中旬には、サンマルクが借りた農地に地域住民が集まっていた。初めての小麦の種まきを行うが、原田さんは試してみたい品種がはる風ふわり。パンに適した品種で、従来の品種と比べてうどんこ病などに強い。初年度は3種の小麦を蒔いてこの土地にあう小麦を検証する。5日後に小さな芽が出ていた。12月10日の浅川公民館でサンマルクファームが農家に改めて事業内容を説明。初年度に農地を貸してくれた人もいれば、貸さなかった人も。当初の目標の10ヘクタールの農地を集めるために、強力をあおぐ。しかし、地域の農家の一番の懸念は稲作に影響がでること。また、小麦の生産にも懐疑的。

キーワード
うどんこ病はる風ふわりサンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングスシロガネコムギミナミノカオリ宇城市(熊本)平成30年7月豪雨浅川公民館

今年に入り、無事に実りになるよう祈願したが、雨が降るとその様子は一変した。暗渠排水が通ったとはいえ、もともと水をためやすい農地。特に四隅や畔際は水が溜まりやすく排水に課題が。佐藤さんが行ったのは溝掘りで、たまった水の排水できるようにし、その溝と排水口を接続させて排水性を高めたい。こうした努力の甲斐もあって1月下旬には小麦が20センチほどに育っていた。飛び飛びの農地を管理している原田さんと佐藤さん。頼りにしている武器には衛星写真の情報かAIが作物の生育状況を分析するシステム。色の濃淡で違いを示し、濃い緑はよく育っている場所。事務所にいながら広大な農地の状態を確認できる。生育が良くない状態を示すオレンジ色の畑を見に行くとある異変が。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングス宇城市(熊本)豊川神社
小麦を使わない“お菓子の家”

“小麦を使わない“お菓子の家”という映像が流れた。

国産小麦でチョコクロを! 独占密着サンマルク農業参入

熊本県宇城市で国産小麦に挑戦しているサンマルクファームの原田さん達。小麦の生育に問題のある畑には冬に飛来するカモの群れで、狙われていたのは芽生えてまもない小麦の若葉。被害は深刻で、その対策には手作りの旗のようなものを畑に差し、はためく音でカモが寄り付かなくなるという。また原田さんたちは地域の新年会に参加し、地元の人々と交流を深めた。農地を借りるための個別訪問は今も続けていて、多くの農家はサンマルクファームの実力を見極めようとしていた。

キーワード
カモサンマルクファーム宇城市(熊本)浅川公民館

さらに原田さんたちは農地を増やして事業を成長させたいと行政にも掛け合った。宇城市役所にやってきた原田さん。待っていたのは県の農地整備の担当者と市の国営事業推進課担当。現在宇城市で実施されている国営緊急農地再編整備事業は国や自治体などの予算を投じて整備された農地には土地利用率148%以上など厳しい生産性工場の目標が設定されている。熊本県と宇城市はその目標達成の一つとしてサンマルクファームを誘致をしたが、その意義が地元に伝わっていないと原田さんは訴える。サンマルクの受け入れを担当してる宇城市の谷口さんは地元農家との間で板挟みに。原田さんも苦しい胸の内を明かした。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングス宇城市役所宇城市(熊本)
配信情報

テレ東BIZ、TVer、U-NEXTで配信!テレ東BIZなら見放題!

キーワード
TVerU-NEXTテレ東BIZ
国産小麦でチョコクロを! 独占密着サンマルク農業参入

5月になり、サンマルクファームの畑を訪ねると一面に黄金色が広がっていた。麦の栽培が難しいとされていた地で努力が実を結んだ。サンマルクファームの国産小麦は収穫初日だけでも4トンを収穫。パン作りに向いたミナミノカオリという品種は、パンが香ばしく焼き上がるという。サンマルクの受け入れを担当してきた宇城市役所の谷口さんは、感慨深いと答えた。麦の栽培を聞きつけサンマルクHDの藤川社長もかけつけた。目標だった20トンを上回る27トンを収穫できた。藤川さんはサンマルクが農業に参入する意義を語った。収穫した小麦はパンを試作する予定。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングスミナミノカオリ宇城市役所宇城市(熊本)

原田さんは栽培した農地をたがやし始めたが、これはすき込みと言う作業でこれから米を栽培するため、田植えまで藁を分解するための作業だという。また藁の分解が進む過程でガスが発生するためにガス抜きにも一定の期間が必要。畑を返す期限が差し迫っていたが、6月には田植えの季節を迎え、宇城市にいつもの光景が戻ってきた。原田さんたちは農地を貸してくれた農家へのお礼参りへ。農家の沖村さんは、返却された農地に問題があったと、この地域では使用されない機械で耕したために、デコボコしていたと不満の声があった。その結果、今年の秋はサンマルクには土地を貸さないという判断をした。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングス宇城市(熊本)

6月10日はサンマルクファームが地元農家達に農地を返却する期限の日。返却した農地はいつも通りの田んぼになっていたが、田中さんはまたサンマルクに問題がなければ畑を貸す約束をしてくれた。

キーワード
サンマルクカフェサンマルクファームサンマルクホールディングス宇城市(熊本)
(エンディング)
次回予告

「ガイアの夜明け」の次回予告をした。

(番組宣伝)
ワールドビジネスサテライト

「ワールドビジネスサテライト」の番組宣伝。自衛隊“感染USB”を1年使用。

© 2009-2026 WireAction, Inc. All Rights Reserved.