ふるさと納税のトラブルが相次いでいる。今週水曜日には、山梨県知事が「一部の事業者から品質の悪い品物が送付され納税者が落胆しているという事例が散見される」と言及した。山梨県は県産ブドウやモモを返礼品にしている7自治体を対象とした業者のレビューを調査した。すると全体の1割から2割が低評価だった。山梨県は市町村やふるさと納税運営企業で協議会を設置し、高品質の確保を目指すとしている。一方、和歌山県紀の川市は今年から、“返礼品Gメン”と名付けた覆面調査を実施した。納税者を装って返礼品の桃を入手し、品質や包装状態を確認した。ふるさと納税の返礼品に以上があった場合は、状態がわかるような写真と申込履歴を確認して各自治体に連絡するとよいという。