シーズン到来のサクランボに異変が起きているという。今年は山形での収穫量予想が5段階で最低の「少ない」と予想されている。5段階評価を開始したのが2006年からだが最低の「少ない」と予想されるのは2021年以来2回目。今年は平年に比べ2~3割収穫量が減るとみられている。福島でも不作が起きており、JAふくしま未来は例年より収穫量が4割減だとしている。不作の理由について、サクランボは4月の気温が大事だが今年は気温が低くハチの活動が活発でなく受粉がなかなか行われなかったこと、今年はハクビシンによる食害が起こったことがあるという。不作によりふるさと納税にも影響が出ており、山形・天童市では5月まで申し込み受付予定だったが10日早めに切り上げた。また福島市は今年のサクランボの返礼品をストップする事態になった。価格についてはあまり影響ないとされ、不作は事前に分かっているので卸業者には伝えてあり、アメリカンチェリーなどに置き換えることでサクランボとしての数は確保できているとのこと。不作なのは佐藤錦だが実が少ないため1つ1つに栄養が行き渡り見た目・食感・色つやが良いという。紅秀峰、紅さやか、高砂などの品種は例年通りで、双子果などのワケあり品は通販で半額以下で買うことも出来る。