現在の書店の数は年々減少傾向にあり、10年間で4000店が減り、1日に1店閉店している計算だという。電子書籍化やネット販売が普及したことが要因となっている。そうした中、書店の生き残りをかけて新しいカタチを模索しているユニーク書店を取材した。今年9月に溜池山王駅構内にオープンした無人書店「ほんたす」が紹介された。入退店には会員登録が必要で、ドアの横にあるQRコードをスキャンし、LINEの友だち追加を行う。ニックネームを登録すると専用のQRコードが表示される。読み取り機に翳せばドアが開き、15坪の店内に入ることができる。雑誌や漫画を始め、小説や文具雑貨など約5000点のラインナップが揃っている。無人書店をオープンした背景に日本出版販売の南係長は「人件費と家賃が影響して、書店が閉店している。それを防ぐために無人書店を始めてみた」などと話した。決済方法は本のバーコードをスキャンした後、クレカなどの決済を選択する。手提げ袋は無料で手に入るとのこと。また本棚を低くすることで店内を見やすくし入店しやすい雰囲気を模したり、QRコードの設置で利用者の問い合わせに対応するなど工夫がされている。
住所: 東京都千代田区永田町
URL: https://hontasu.com/
URL: https://hontasu.com/