国産レモンの増産と地域活性化を目指すポッカサッポロフード&ビバレッジと広島県大崎上島町。高齢化による農業継承者不足と過疎化に歯止めをかけようと取り組んだ地域活性化が移住事業。レモン園地を増やすことで必要になるのがレモンの作り手。島に移住者を呼び込み、レモン農家として後継者を育成。すると、それが将来の国産レモンの普及へと続き、島の人口増加にもつながる。レモンサワー好きが講じて自分で作ったレモンで飲みたいと、5年前に神奈川県から移住した石井克典さん。現在、3haの園地を借り受け、レモンとみかんを作っている。大崎上島町がバックアップして進める移住事業。国産レモンの普及を目指すポッカサッポは、新しくレモンを栽培したい人にも休耕地や耕作放棄地を一緒に開墾したり、苗木を植える作業を手伝う。さらにJAを通して国産レモンを買い上げるなどレモン農家をサポートする環境を整えた。このバックアップで大崎上島に移住し、レモンを作る人が増えている。この移住事業の模範となったのが、京都から移住してきた岩崎太郎さんが経営する「岩崎農園」。岩崎さんは農園だけでなく地元の農産物の魅力を発信したいとカフェも開店。さらに収穫したレモンを使い加工品の販売も行う。ポッカサッポロのサポートで園地を借り受け、今年からレモン作りをスタートする岩崎正宗さんは、岩崎農園の長男。新たな仕事を探すことなく、レモン園地と仕事が用意されている。これが移住者にとって大きな不安の解消にもつながる。大崎上島町・谷川正芳町長は「なかなかここまで地域と一緒になって、離島でやってくれるのはあまり例がないと思うので、本当に助かっています」などと話した。
