これまで東京証券取引所の午後の取引は午後0時30分から午後3時まで。終了時間が30分伸び、あすから午後3時30分までとなる。株式の売買注文を出せる時間が長くなるため投資家からの問い合わせは増えているという。取引の終了時間が延びるのは70年ぶり。2020年のシステム障害ではすべての銘柄の取引が終日停止する事態に。こうした障害が起きたとしても少しでも取引時間を確保できるよう東証は新たなシステムを開発し終了時間を遅らせることを決めた。証券会社のシステム部門では東証の新システムに合わせて自社の売買システムを刷新。その稼働テストに追われていた。東証はきのう、新システムの稼働に向けた最終リハーサルを実施。問題なく完了したため、あすから予定通り取引時間を延長すると発表した。
実は、ニューヨークやロンドンの証券取引所に比べて取引時間が短い東証。専門家は30分だけ伸びても海外投資家の呼び込みにはつながらないと指摘する。一方で大きな変化も。取引時間中の決算発表が増え、株価が大きく変わる可能性がある。これに加え、今回新たに始まったのが「クロージング・オークション」と呼ばれる取引制度。これが午後3時25分から5分間、売買が成立しない時間を設定。その5分間で売買の注文を集め午後3時30分に一気に注文を成立させて終値が決まるという流れ。専門家は終値の重要性が高まると指摘する。
実は、ニューヨークやロンドンの証券取引所に比べて取引時間が短い東証。専門家は30分だけ伸びても海外投資家の呼び込みにはつながらないと指摘する。一方で大きな変化も。取引時間中の決算発表が増え、株価が大きく変わる可能性がある。これに加え、今回新たに始まったのが「クロージング・オークション」と呼ばれる取引制度。これが午後3時25分から5分間、売買が成立しない時間を設定。その5分間で売買の注文を集め午後3時30分に一気に注文を成立させて終値が決まるという流れ。専門家は終値の重要性が高まると指摘する。