乾燥するこの時期、唾液の分泌量が減り、様々な症状をきたす「ドライマウス」の患者が増えてくるという。きのう、都内の歯科クリニックには、ドライマウスの症状を訴える患者がいた。このクリニックでは、口臭を気にする患者が例年に比べ、約1.5倍多いという。口臭の原因は、細菌が死んだ腐敗臭で、細菌を洗い流す作用のある唾液が枯渇することで、誤嚥性肺炎のリスクにもなるという。口の中がねばねばしたり、滑舌が悪くなったりしたら、要注意だという。日常生活では、噛みごたえのある食材を取り入れ、口の機能を上げることが唾液分泌の低下を予防するうえで重要なことだという。