平成22年のこの日、長野県の諏訪大社を中心に行われる「御柱祭」の最大の見せ場、氏子たちが乗った大木が急坂を一気に下る「木落し」が茅野市で始まった。御柱祭は7年目に1度6年毎に行われる。「御柱」と呼ばれる大木を諏訪大社の上社と下社に8本ずつ運び建て替える祭りだ。八ヶ岳から切り出した重さ10tを超えるもみの木を人の力だけで運ぶ。この日行われたのは上社に運ばれる御柱の木落し。「木落し坂」に運ばれた長さ18mの巨木が威勢の良い若衆を乗せて一気に滑り落ちる。男たちの度胸に大きな歓声が沸き起こる伝統の行事だ。