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「もりそば」 のテレビ露出情報

続いて神奈川・川崎市のJR南武線矢向駅から徒歩10分、創業62年の老舗おそば屋「大むら」。お店を切り盛りするのは2代目店主とその妻3代目の息子。お店のこだわりが長野県産のそば粉を使い毎朝、店内で手作りしているおそば。もりそばは1人前600円。鶏南ばんは800円。カツ丼は950円。これから近くの小学校で行われるドッジボール大会に出場するグループはゲン担ぎで4人中3人がカツ丼を注文。麺好きの姉妹はそれぞれうどんとそばを注文。お姉ちゃんは妹が食べ切れなかったそばも食べて大満足。お昼どきには出前の電話が。入った注文は鶏南ばんと五目中華の2品。バイクで約3分、出前を頼んだ常連の家族は、フードデリバリーが人気の時代だが昔ながらの出前に魅力を感じているという。
夜になり辺りが暗くなっても、お店では出前の電話が鳴り響く。入った注文は、「なべ焼きうどん(1080円)」「五目中華」「鶏南ばん」の3品。頼んだのは、10年以上「大むら」の出前を利用している親子。19歳の息子は、以前から「なべ焼きうどん」が気になっていたというが、食べるのは初めて。初めて「なべ焼きうどん」を食べた息子は「めちゃくちゃおいしいです。天ぷらがめちゃくちゃデカい。うれしいですね」と話す。昔ながらの出前の魅力は味だけでなく、息子は「よく頼むので店員さんが『いつもありがとうございます』と言ってくれる。うれしいっていうか、認知されてるなっていう感じの喜びがあります」と話す。人とのつながりが出前を頼む理由になっていることは多いようで、出前の電話が鳴り止まない。そんな中、入った注文が、自家製のカレールーをご飯にたっぷり盛り付けた昔ながらの「カツカレー(1150円)」と「たぬきそば」の2品。届け先は、20年以上のつきあいだという常連さんのお宅。実はこの日、出前を頼んだのは“ある理由”があって、常連さんは「ビザを申請するの忘れちゃって、大変なことになって、お夕飯するどころじゃないので『大むら』さんで」と話し、空港でビザなないことに気づいてオーストラリア旅行が中止になり、急きょ引き返して遅くなったので出前を注文したという。出前のカレーを食べた常連さんは「おいしい。昔ながらの私たちが子供の頃、親が作ってくれたルーにすごく似ている」と話す。常連さんは夫婦揃って「大むら」のカレーが大好物だそうで、旦那さんも「昔のカレーはうまい。懐かしい味ですね」と話す。昔ながらの出前を長年、取り続ける理由について、常連さんは「まいど!っていう感じで、いつも持ってきてくださいので、世間話でもしだすとお互いに気心が知れるとまた次回につながりますよね。それがやっぱり気持ちのつながりでしょうかね」と話す。地元とつながり62年の「大むら」は、両親が守ってきた味と伝統を受け継ぎ、4年前からお店で働くようになった3代目の息子・祥隆さんは、昔ながらの出前を続ける理由について「お客さまのところに(出前を)届けると、みんな『ありがとう、おいしかったよ』と言ってくれる。これからも、うちの味を何十年、何百年と続けられて、出前を含めてお客さまにいろいろと提供できればなと思っています」と話す。ということで、昔ながらの出前を続ける名店を調べてみたら、何気ないふれあいがお客さんとの大きな信頼を生み、地元には欠かせないお店になっていたことが分かりました。

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