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「やちまた断酒新生会」 のテレビ露出情報

3年前の6月28日。千葉県八街市の見通しのいい道路で下校中の小学生の列にトラックが突っ込み児童2人が死亡、3人が大けがをした。居眠りをしながら運転していたトラックの運転手による飲酒運転によって児童の命が奪われた。飲酒運転による事故は後を絶たない。警察庁の統計では去年、全国で2346件とおととしと比べて1割ほど増加している。根絶に向けた対策が求められる中、飲酒運転を繰り返してきた人たちもあの事故と向き合っている。
事故が起こった八街市で行われている「断酒会」。アルコール依存症の人やその家族などが克服につなげようと9人が集まった。断酒会の会長を務める男性はみずからの経験を繰り返し話し合うことが脱却につながるのではないかと10年前に立ち上げた。自分自身も重度のアルコール依存症だったという会長もかつては飲酒運転を繰り返し、電柱に衝突して車が大破するほどの事故を起こしたこともあった。会長の妻も飲酒運転を注意したが、酒に酔う夫を止めることはできなかった。その後、アルコール依存症と診断され、千葉市で開かれている断酒会に参加。同じ境遇の人たちと語り合うことで飲酒をやめることができた経験から八街市でも断酒会を発足することにした。しかし、3年前に起きたあの事故で自分たちの活動が届いていないことを痛感した。飲酒運転による事故を繰り返さないため、以降は飲酒運転について重点的に話し合うようになった。飲酒運転の経験と後悔を打ち明ける参加者たちの姿があった。飲酒運転の事故で苦しむのは自分たちではなく命を奪われたりけがをさせられたりする側、そう胸に刻み模索を続けている。また、断酒会では市や病院と連携しアルコール依存症に悩む人の支援を続けているほか交通刑務所に出向いて受刑者たちに自分たちの経験を語る活動も行っている。あすは通学路の安全について伝える。

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