日本で年間に回収している廃食用油は38万トンあるが、国内で再利用されているのは25万トンで燃料原料は1万トンにとどまっている。海外に燃料原料として輸出されているのは12万トンもある。日本は輸出した原料をもとに製造された割高なSAFを輸入しているという状況で、輸出分を国内で資源循環させていくことを目標としている。シンガポールでは2026年にSAF税を導入、ノルウェーではSAFの混合を義務化、フランスでは今年からSAF混合2%を実施など世界でもSAFへの取り組みが行われている。SAFはまずは廃食用油が集められ、大規模SAFプラントで無色透明なSAFに生まれ変わる、きょう国産SAFが初めて旅客便に供給された。