ことし元日、石川県能登地方を襲ったマグニチュード7.6の地震、最大震度は7、能登地方の広い範囲で大きな被害が出た。地震からまもなく1年がたとうとしている。被災地の今を取材した。七尾市の和倉温泉、外壁にまだひびが残っている建物、外壁工事が進められている建物もある。年間80万人以上が訪れていた奥能登の玄関口、和倉温泉、21軒あった宿泊施設のうち、今、通常営業できているのは4軒のみ。発災直後、中谷は、和倉温泉で最も歴史のある美湾荘を取材、被害状況など話を聞いていた。現在、美湾荘では解体作業が行われていて、宿泊者は復旧関係者のみ受け入れている。止まっていた温泉は5月に元に戻り、今は大浴場で和倉の湯を楽しむことができる。3棟あるうち、両端の建物は改修工事を行い、被害の大きかった8階建ての真ん中の棟は解体することになった。倉庫には、旅館が再開するときに再利用できるよう、客室にあった備品などが保管されている。旅館の再開予定は2027年、客室数を減らし、サービスを向上させるなど、時代に合わせた部屋作りを模索している。
住所: 石川県七尾市和倉町和歌崎3-1
URL: http://www.biwanso.com/
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