午後5時過ぎ、東京・新宿の繁華街の一角では身動きが取れないほどの大混雑となっていた。花園神社で開運や商売繁盛を願う11月恒例の伝統行事「酉の市」が始まった。境内は“福をかき集める”縁起物の「熊手」を扱う屋台が立ち並ぶ。酉の市名物の「手締め」の威勢のよい掛け声が響き、商売繁盛や金運を祈願する。正月準備の始まりを告げる酉の市にも物価高騰の波が及んでいた。縁起物の「熊手」が値上がり傾向にあるという。大人の背丈より高い大きな熊手の値段は約50万円で、去年に比べると約5万円値上がりした。円安やこの秋の異常気象の影響を受け、熊手の材料の仕入れ値が軒並み高騰していた。花園神社の「酉の市」はこのあと深夜まで続く。
