米の値段について、5キロで4000円近くまで値上がりしていたが、備蓄米の入札が終わり、4月上旬には200円程度下がる見込み。下がるとしても400円程度ではと言われている。先週金曜日、備蓄米の入札結果が発表された。14.2万トンが落札され、平均落札価格は2万1217円(60キロ当たり)。宇都宮大学・農業経済学科の小川真如助教は今後、追加の備蓄米の放出も無事に落札される流れになれば、5月ごろには5キロ当たり3600円まで下がる可能性もあると話した。備蓄米の放出で価格が下がることを期待していたのはNPO法人の及川信之理事長。らいおんはーとは食料の無償提供や子ども食堂などを行っていて、毎月約1300キロの米を使用。一部企業は4月から、これ以上の米の寄付はできないとしており、寄付も少なくなっているのが現状だという。また、備蓄米は東日本に多く保存されているため、西日本など流通コストが高くなる地域では安くなりにくく、地域差が出てくる可能性がある。今回落札された備蓄米は3月下旬ごろに店頭に並ぶとみられている。