保育園を運営するさくらさくみらいでは、今年8月から職員の髪色の規定を撤廃。保護者にアンケートを実施したが、賛成が7割を超えていた。服装・髪色の自由化は様々な分野で広がっている。スシローも規定が緩和され、ヘアカラーやウィッグ、アクセサリーやヒジャブなど帽子やマスクなどに入れることをルールとしてOKとなった。緩和されたのは、人材の確保を大きな目的としている。広報担当は、20日経って効果はモチベーションが上がったという声が届いているという。若新さんは、社会全体で相互に拘束しあったらしさだと指摘。そこから個人がどうしたいかというらしら、社会的に決められたらしさから個人がどう主張するかに変わっていくなどとした。一方で戦略的に自由化を進めている企業もある。りそな銀行は今月1日から全従業員3万人が服装自由化した。自由化したのは、お堅い真面目なイメージからの脱却が目的だという。約20日経って社内の反応は、窓口業務はすぐにカジュアルに振り切るのは難しいという。法人営業は、得意先に合わせて服装を変えることで会話が増えたというような声も出ている。アメリカでは議会上院議場でも、ある男性議員がスーツ着用が慣例化されているのはおかしいと訴え、9月に服装の自由を認める通達があった。ただ撤回を求める抗議声明が出る事態になり、その後服装の自由を撤回しスーツ着用がルールとして決まった。就職活動に関しても、面接で服装は自由と言われて困ったという声が9割近くあった。