大手銀行が来月の住宅ローン金利を発表した。日銀の追加の利上げを受けて、住宅ローンのおよそ7割を占める変動型の金利で、2007年以来の引き上げに動く銀行も出ている。住宅ローン金利の引き上げ。新規の借り入れを対象にした変動型で最も優遇する場合の金利で見ると、三井住友銀行は、今月の0.475%から来月は0.625%に、三井住友信託銀行は、0.33%から0.48%に、りそな銀行は、0.34%から0.49%にそれぞれ引き上げる。一方、金利を据え置く銀行もある。三菱UFJ銀行は0.345%、みずほ銀行は0.375%のまま。すでにローンを借りている人の変動金利は各行とも引き上げ、数か月後の支払いから反映するとしている。今後、住宅ローン金利はどうなるのか。住宅ローン比較サイト「モゲチェック」運営・塩澤崇COOは「年末か年始に日銀がもう1回利上げするのではないかと言われているので緩やかな変動金利の上昇が起きるだろう」とコメント。