2013年に40歳で絵本作家デビューをしたヨシタケシンスケさん。全国3000人の絵本売り場の担当者が選ぶ年間ランキングでは1位を7度も獲得している。服が脱げなくなってしまう「もう ぬげない」は子供に大人気。一方、大人にも刺さると評判なのが「このあと どうしちゃおう」。子供が亡くなったおじいちゃんのノートを発見。そこに書いてあったのは天国についての楽しそうな想像。でも男の子は「おじいちゃんは本当は死ぬのが怖かったのかもしれない」と気づく。ヒットの理由は子供はもちろん大人の心も掴んでいること。その発想はどのように生まれているのか貴重なアトリエを取材。色に拘りはないようだがイラストには思いが詰まっている。見せてくれたのは毎日書き溜めているというメモ帳。ヨシタケシンスケさんは「いま絵本作家として絵本を作る時には子供の頃の自分が最後まで読んでくれる本を作ろうと」などコメント。子供の頃に誰もが思っていたウソのないメッセージが幅広い層に刺さる理由。こうした日々の思いとスケッチをまとめた最新刊の中でヨシタケさんのお気に入りは「家族だから愛してはいるが、あまり好きではない。」という言葉。かわいい絵&鋭い言葉。この作風が生まれたきっかけは会社員時代のこと。事務の女性から自身のイラストを「かわいい」と言われたことだという。初めて人に認められた経験が創作の減点に。
