青木崇高がアイラ島を訪れた。海に囲まれていて、外壁には潮風に強い漆喰が使われているため、白い建物ばかりだった。ララNOTEのStep1は「蒸溜所を、早く見たい」。1779年創業「ボウモア蒸溜所」を訪れ、所長のディビッドさんが案内してくれた。フロアモルティングを行っている世界でも珍しい蒸溜所だという。フロアモルティングは原料・大麦を床に広げて発芽させる伝統的な麦芽作りの製法。機会化が進んでも、職人が手で返す製法を受け継いでいる。それ以上に味の決め手となっているのが「ピート」。コケ・シダ・海藻などが数千年かけ重なり合ってできた泥炭。ピートを燃やした煙で麦芽を燻す。1779年に建てられたNo.1VAULTSは現存する世界最古のスコッチウイスキー貯蔵庫。第一貯蔵庫は一年通して熟成に最適な6~7°Cに保たれている。ウイスキーの原酒は無色透明。香りと色は樽の中で生まれるという。2010年から熟成したボウモア16年(55.4%)を飲ませてもらった。手で温めると風味が変わるというので試してみた。ウイスキーを温めるとバナナやバニラのような甘い香りが際立つ。2杯目はボウモア19年(57.3%)、3杯目はボウモア21年(57.3%)を飲んだ。
