港や工事現場の労働者が集まるアメリカ・サンフランシスコの酒場を取材。常連客の男性はアイリッシュウイスキーとミルクリキュールが注がれたグラスを黒ビールに沈め、クリームが固まらないうちに飲み干してみせた。酒場のメニューは日替わりで、人気料理は鶏すいとん。また、肉の代わりにマッシュルームをサンドしたバーガーなどヘルシー系も好評を博す。店は夜勤明けの労働者のために朝6時からオープンしている。
近年、サンフランシスコにはIT企業が進出し、地価は急騰。昔からの住民にとって暮らしにくい場所になっているという。そんなサンフランシスコにある酒場にいた男性はIT企業で働いていたが、この2年は失業中。愛育する鳥は嘴でコインを何枚かくわえ、ビール瓶の上に置くという特技を披露した。厨房ではシェフのサロンさんがアメリカ南部のソウルフード、ザリガニを使った創作料理を作った。また、バーテンダーのハッチさんは朝10時に仕事を終えるとカウンター席に座り、一息ついていた。