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「アイ・ブレインサイエンス」 のテレビ露出情報

きのう都内で開かれた認知症への理解を深めるイベント「みんなと認知症フォーラム」。現在国内には認知症とその前段階の人が合計で1,000万人以上いるとされている。認知症の根本的な治療法はないのが現状で、軽度の人に向けては進行を遅らせる薬が開発されている。一方で認知症の一歩手前の軽度認知障害は、生活習慣を変えることなどにより半数近くは回復するという。そこで早期発見を目指し、大阪大学の武田朱公教授がスタートアップ企業と問診アプリを開発した。そのアプリを体験してみた。タブレットに表示されているのは計算問題やイラスト。「フルーツの中に異なるものが混じっている。どれか」→サッカーボール。どのくらい早く見つけられるか、迷いはないかなどをアプリが人の視線の動きで評価する。こうした一連の質問を制限時間内に答えていく。わずか3分ほどのテストだが、これによって認知機能を評価され早期発見につながることが期待される。医療機器として開発したアプリは今年1月から保険適用もされている。医師たちは「『自分はまだ大丈夫』と思っている人にも気軽に検査を受けてほしい」と話す。認知症の早期発見を目指す別の方法も。指の運動から認知機能の衰えがないかを診る機械。親指と人差し指をくっつけたり離したりし、速さやブレなど44種類の特徴を計測。軽度認知障害の人の動きと健常者の動きを学習したAIが評価する。精度は8割ほどで医療機器としては開発しておらず、受診へのきっかけにしてほしいと話す。この機器の開発者は祖母がアルツハイマー病だったという。先端技術を使って認知症の早期発見を目指す取り組みは今後も広がりそう。

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