婚姻外の性交渉や若者の結婚離れに危機感を抱いた古代ローマの皇帝アウグストゥスが、国家として性の規制に乗り出した。婚姻法によって国民の性行動を統制し、宗教の力も借りて個人の行動をさらに抑制した。子孫を増やし社会の維持を優先する価値観を固めていった。こうした性の規制が世界各地、様々な時代で行われた。それが女性への抑圧や同性愛者の弾圧に結びつくことも多発した。神学の専門家・小原氏は歴史上の過剰な性の規制が性を語りづらい風潮を作ってきたと考えている。
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