猛暑や担い手不足のためリンゴの生産量が去年、過去最低となったことが分かった。価格も高止まりしている。都内のスーパーを取材すると、青森産のリンゴが3個で税込み537円で販売されていた。リンゴが高くなっている一因が、去年の猛暑。農水省によると、高温によって割れてしまったり収穫前の落下が多発。去年のリンゴ生産量、出荷量は過去最低となる事態に。リンゴの高騰で窮地に立たされている店も。東京・高田馬場にあるさまざまな「リンゴ飴」を取りそろえたApple Sugar 高田馬場駅前店では、1個あたりの仕入れ値はおよそ70円上昇。ただ、去年12月に値上げをしたばかりのため、値段は変えずに集客などに力を入れてこの難局を乗り切るという。青森県によると、少なくとも8月ごろまではリンゴの高値が続く見通し。